椅子やテーブルに限らず、家具の脚が細いと圧迫感が少ないので部屋が広く感じますが、
強度を考えると木材では実現が難しく、可能なのは鉄脚などの金属だけです。

また、鉄脚などのスツールは、ナチュラルな空間にも、インダストリアルな空間にも、
アトリエのようなアート空間にも相性がよく、汎用性が高いのも特徴の１つ。

特にナチュラルな場合、鉄という黒色の物体が、同じ素材ばかりで
ボケてしまいがちな空間を、引き締めてくれる効果が期待できます。

ファッションでもそうですよね。全身茶色コーデでおしゃれするのは難しい。
茶色と他の色を組み合わせると思います。
つまり、ナチュラルな空間に鉄脚を、色と素材の両面からアクセントに使う、
ちょっとした上級テクニックというわけです。ぜひお試しください。

この鉄脚ラウンドスツールは、スワン材とアイアンの組み合わせ。
ちょっとシックで雰囲気のある色の配色だから、アンティークな空間でもぴったりですよ。

座面と脚との固定部分が十字になっているスツールもありますが、こちらは円形。
荷重が均等に脚にかかるので、個人的にも安心できる構造です。

写真右の矢印のように、鉄脚にサビやヨゴレなどアンティーク加工が施されています。
脚の先端は鉄です。引こずって床を傷つけなくない場合は、フェルトなどを貼ってお使いください。

座るだけでなく、飾り台にも、踏み台にもなるし、椅子より持ち運びやすくコンパクト。
スツールって実用でもディスプレイでも、多用途に使えて本当に便利ですよね。